昭和からの贈りもの 第2章 大正時代

 2-3.大正5年頃・栃木県鹿沼町・祖母実家 1916   ・ 


祖母字実家荒瀬酒店/大正5年

上は祖母の実家の、栃木県鹿沼町の自宅で撮った家族の写真です。
前列左から三人目が祖母ですが、伯父に見てもらったら、その隣の年配の女性が、伯父の祖母こと、私にとっての祖祖母で、右から三番目が私の祖祖父との事でした。

初めて祖母の両親の写真を見る事ができましたが、こうして時代を経て祖祖父や祖祖母と会えたことはとても驚きです。

後列左端は祖母の兄で、反対に祖母の前のお子さんは兄の子供こと甥のようです。
そして写真中央が妹になり、結婚を控えての花嫁姿を撮った時の集合写真ではないか?との事です。
確か祖母よりも前に結婚しているそうですので、大正5年前後撮影と思われます。


祖母の実家は【荒瀬酒店】というたいそう大きな酒醤油問屋を営んでいたようですが、確かに樽がたくさん積み上げられています。
かつては造り酒屋さんも多くあったようですが、はじめて見る銘柄も多いですね。


こちらに写っているのは祖祖母ですが、一緒に写っているのは私にとっての大伯父と大伯母です。
祖母は写っていませんが、どうやら七五三の記念写真のようですね。

上の2枚の撮影をしたのが、鹿沼町(現鹿沼市)の野村写真館という写真館で、ここで撮られた明治大正の写真が数多くありました。



大正時代 鹿沼 産婆さん?

この写真は伯父に確認してもらったところ、一番右端の女性が祖母の母(私の祖祖母)だそうですので、祖母の実家の鹿沼での写真と思われます。

何かの記念撮影なのでしょうか?
その割りに見てもわかりますようにゴザや敷布らしき上に履物を脱いで立っています。
着ているものは着物で、足元も下駄や足袋のようです。
また年令によって女性の髪型が違っているのがわかりますね。
真ん中の年配の女性が産まれたばかりと思われる赤ちゃんを抱っこして座っており、その右隣の若い女性が着物らきしものを肩にかけていますので、この女性が赤ちゃんのお母さんなのでしょうか?
よく見ますと、赤ちゃんの着物のところには、張子の人形らしきものも見えますが、真ん中の年配の女性のみ顔形が周りとちょっと違う・・・もしかして産婆さんかもしれません。


ということは、赤ちゃんが産まれた時に、産婆さんと赤ちゃんを中心に、その時居合わせた人たちと一緒に撮った記念写真でしょうか?


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