7-17.昭和17年・内務班   ・ 



近衛歩兵第四連隊 大島隊 内務班/昭和17年

伯父は昭和16年11月に最初の学徒動員によって東京外国語学校を前倒しに卒業すると、昭和17年には乙種幹部候補生として陸軍に入隊します。
配属は青山北町の東部第7部隊こと近衛歩兵第四連隊ですが、幹部候補生として隊したことから、二等兵〜一等兵〜上等兵〜兵長〜伍長(昭和17年夏ごろ)と半年という短い期間で伍長に昇進します。
伍長に昇進した事で、伯父は陸軍内務班という部署に配属される事になりました。


写真はその内務班の部署内で撮影されたもので、後ろには何やら書類がたくさん下がっています。
伯父の記憶によると写真に写るのはは内務班、班長の山崎さんとの事です。
「お〜彼は山崎といって、内務班の大班長だよ!」
「古兵として招集され、同じ伍長だったけど、僕たちの教育係のような立場だたよ・・・」
「これらの写真は僕が撮ったんだよ・・・」
との事でしたが、前述【7-15.昭和17年・伍長昇進】にもこの方が真ん中に座って写っています。
書類は残念ながら何がタイトルまでは読めませんが、左の本には【一品○○○】というような文字が見えます。


近衛歩兵第四連隊 大島隊 内務班/昭和17年

こちらの写真には伯父が写っており、テーブルや植木などをみると、上と同じ場所で撮影したようです。
階級章を見ると二人とも★一つに1本ラインとなっているのが判ります。
伯父はこの青山の近衛歩兵第四連隊大島隊から、昭和18年には甲府へ移動となり、そしてスマトラ半島へ赴くこととなります。


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