4-39.昭和8年・外房 御宿 3   ・ 


 千葉県外房/昭和8年

こちらは海の帰り道でしょうか?
足元は裸足のようですが、海岸はもちろんのこと、道路でも裸足だったようです。
確かにこの一連の海水浴場の写真は、ほとんどが裸足です。

当時としては当然のことなのでしょうが、今や日本国内のビーチで素足で歩けるところは少なくなっています。
ましてや道路も裸足で歩けるとなると、あまりないのでは?と思います。
数年前に訪れた東南アジアのビーチは、ビーチはもちろんの事、道路もほとんど素足ですごした事がありました。
また以前キャンプをした西表島の無人島もビーチにはゴミなど一切なく、裸足で一夜を明かしましたが、こうした海が復活するするように、一人ひとり心がけたいですね。


こちらは滞在していた御宿の貸家に掛かる葦簀(よしず)の前での写真です。
みんな真っ黒に日焼けしていますが、腹巻と下駄は定番だったようですね。
最初の頃よりも陽に焼けていますので、もう夏休みも終えて帰る頃で、その記念撮影なのでしょうか?
右下にも日焼けした伯父が写っていますが、さすがに兄弟が撮影しているので、若干ピンボケ気味です。


下の写真では、皆で下を覗き込んでいるようですが、魚でもいるのでしょうか?。
また向こうには円形の建物も見えます。
水族館かとも思いましたが、まだこの当時は水族館は出来ていなかったようです。
いずれにしても、水門らしきものが見え、建物も大きいので、何か海洋関係の施設かもしれません。



伯父たち兄弟にとっては、あっという間の楽しい1ヶ月間だったでしょうね。
そして上野桜木で待っていたのは、改装された自宅だったそうで、帰ってもまた楽しい夏休みだったのでしょう。


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