6-4.昭和13年頃・軍事演習 1   ・ 


軍事演習/昭和13年頃

中学に引き続き、東京外国語学校時代の軍事演習の写真が何枚も見つかりましたが、上は外国語学校に入って間もない頃の軍事演習のようです。

フランス語の同級生が写っていますが、一年生の頃ですので、クラスの人数も三十人を超えています。
年齢も皆18歳〜19歳の年頃ですので、まだまだ少年のような顔立ちも見えます。
軍服のような制服に太いベルトを巻き、足元はゲートルを巻き、学帽を被った姿ですが、腰にはサーベルを提げているようです。


前列真ん中に伯父が座り、隣の方はサーベルを抜いて腕章をつけていますが、腕章は号令や指示を出す班長の印だそうです。

このサーベルですが、これらは指揮刀とも言い、刃がないものだったそうです。
そして主人の祖父が戦時中に使用していたというサーベルがこちらです。


戦時中は陸軍中佐だったそうで、その時に指揮官として使用していたというサーベルです。
刀ではありませんので、刃はありませんが、長く、比較的重量感もあり、持ち手には綺麗な文様が施されています。


上は神社の境内のように見えます。
中学校時代から軍事教練や演習などはあったそうですが、大学に入ると都内の青山錬兵場はもちろんの事、習志野練兵場や、富士演習場などでの泊りがけの軍事教練が増えてきたそうです。
もちろんその訓練も厳しいものだったようです。


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